なぜ、こんなことになるのか?と思ったら

~ 急変した環境と化学物質 ~

人間は40万年もの長い間、自然と共に生きてきました。

自然な物だけに囲まれて、自然な物だけを食べて生きてきたのです。

我々はその遺伝子の生き残りなのです。

自然な物を適度に食べていた時代が長いにも関わらず、この50年で体に入るものは急変しました。

長い歴史からみると、ほんの一瞬の出来事であり、急変した出来事なのです。

自然の作物や動物を食べることで成り立っていた体に

今まで体内に入ることがなかった化学物質が呼吸や食事からたくさん入ってくるようになったのです。

体に害があるの?ないの?

それを化学的に証明しようとしたり、議論するより

長い長い歴史の中で、未経験だった化学物質が大量に入りだし

ちょうどその頃から病気の種類が増え、難病患者や癌患者が激増している事実をみると

不自然な化学物質が体に負担をかけている

そう捉えるのが正しいと感じます。

加工食品や添加物、農薬、化学肥料、薬などに体が対応できず、負担になるのも当たり前なのだと思います。

ずっとずっと長い間、当たり前だったことが当たり前でなくなっているのですからね。

 

 

~ 急変した食生活と食べる量 ~

我々は何度も飢餓の時代を乗り越えてきた遺伝子の生き残りでもあります。

空腹になったら食物を求めて狩猟・採取していた生活。

狩猟と農耕を兼ねていた時代は1日の労働が終わった時に食べる1日1食

栽培農耕が可能になって、食料が保存できるようになって1日2食

身分によって異なるようですが、一般的に1日3食になったのは400年程前だと言われます。

ですので、現代のように3食はもちろん、満たされ過ぎた食生活には慣れていません。

好きな物を好きなだけ食べられる経験はなかったのです。

それゆえに、内臓に負担がかかってしまうのはやむを得ないのでしょう。

足りないことには強く、足り過ぎに弱いのは、当たり前なのだと思います。

また、ほんの60年前までは、家電製品も少なく移動手段は足でした。

毎日たくさん歩いて移動し、手作業が多かったでしょう。

下半身は鍛えられ、それをポンプにして血は巡っていきます。

上半身は柔らかく、脳や全身への血流もスムーズ、そんな体をしていたのでしょう。

今は昔とは真逆の行動になっています。

便利さ重視の生活ゆえに歩くことが減り、下半身が弱くなっています。

そして、パソコンやスマホ、ストレスで上半身の筋肉はガチガチに固まっています。

血流が悪く、冷え性になったり、栄養や酸素が全身行き渡りにくい体なのです。

血液がスムーズに行きわたらない為に、体の不具合を修復できないのは当たり前なのだと思います。

これもまた、病気になりやすいのも当たり前の習慣なのです。

 

~ 急変する人間関係と心 ~

長い歴史の中で、人々は分業ではなく協力し合いながら生きてきました。

そうしないと生き延びることが出来なかったからです。

お互いの長所を活かし合い、力を合わせることを生きる力や喜びに変えて生き延びてきたのでしょう。

何十万年もの長い間行われてきたことが、この50~60年で大きく変わりました。

合理化、経済性重視、そういう環境の中で、協力し合う関係性は薄れ、分業化されていったのです。

分業化されることで競争が始まり、合理化によって人間関係は希薄になっていったのでしょう。

助け合うことの喜びや、自分の存在感を感じることも減っていったのだと思います。

また、競争は経済の場だけでなく、教育の場にも及びました。

競争させられた結果は成果主義で、個性や協力、頑張る過程はなおざりにされます。

人からの評価が重んじられ、本来の自分の姿や本音が出しづらくなっていったと思います。

人間関係が変わり、その歪が心や体に現れるのは、歴史を振り返ると当たり前なんだと思います。

社会の中で自然体でいることが難しくなってしまっているからです。

 

~当たり前だという認識と気づき~

・化学物質が体に入るようになったこと

・食べる量が増え、内臓を休める空腹の時間が減ったこと

・歩く距離が減り下半身が弱くなり、また上半身はガチガチで筋肉が硬直していること、これらにより血の巡りが悪くなっていること

・共存、協力の意識が薄れ喜び合うことが減ったこと、競争意識が強まったことで心のストレスが増えたこと

このように、むかし、むかしからずっと、40万年もの長い間、当たり前だったことが、この50~60年で急変したのです。

その歪が心や体に悪影響を与えているのです。

癌患者が増え、アレルギー、アトピー、発達障害、難病、すべてがこの50年の間に急増しています。

また、異常とも思えるニュースが増えているのも、これらの急変による歪のように感じます。

体が悲鳴をあげるか、心が悲鳴をあげるか、人によって違いはありますが、SOSであることは確かだと思います。

体の異変、心の異変、何かおかしいなと感じたら

人間として当たり前だったことを当たり前に戻すこと

それが一番に大切なことだと思います。

そして、それが他の動物や地球にも優しい生き方なのだと思います。

「なぜ、こんなことになるのか?」と思ったら

「当たり前のことが起こっている」と気づくことが大切です。

気づけることで、見直せることが見つかり、行動も変わっていきます。

その行動が異変から自分を救ってくれるのではないでしょうか。

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