難病急増と食生活の変化から見えるもの

~難病患者数の急増は1970年代から始まっている~

難病と言われる病気の患者数が1970年代から急速に増えています。


グラフをみると、1970年代を境に様々な難病患者が急速に増えているのが分かると思います。

クローン病:74倍
潰瘍性大腸炎:43倍
多発性硬化症:20倍
パーキンソン病:20倍

難病だけでなく、アレルギーやアトピー、癌なども急増していることは、みなさんも実感されていると思います。
高度成長期と言われているこの年代から、様々なものが変わり始めています。
現在、50代以上の人は幼い頃からの記憶をたどると、その変化に気づくことが出来ると思います。

 

~ 1970年代に何が起こったの?~

食生活が大きく変化し始めたのが1970年代なのです。

インスタント食品やファミリーレストラン、コンビニなどができたのもこの年代です。
そして、それらは消費者の支持を集め、急速に増えていったのです。
当然のことながら、添加物などが体にたくさん入り始めたのもこの年代からということです。

1968年 世界初の市販レトルト食品『ボンカレー』が発売
1971年 『カップヌードル』誕生
1970年 『スカイラーク』1号店オープン
1971年 『マクドナルド』第1号店がオープン
1972年 ファミリーマート1号店がオープン
1974年 セブン-イレブン1号店がオープン
1975年 ローソン1号店がオープン

1970年代というのは、現在、50代の私が、ちょうど小学生になる頃の時代です。
豆腐屋さんが朝から豆腐を作って売ってくれてたり、自転車や小型トラックで売りに来たりしていました。
スーパーマーケットというより、市場の時代です。

パッケージ化された商品がほとんどなかった時代です。
半調理品を扱うお店もなく、お腹がすいた時にすぐ簡単に食べれる食事はほとんどありませんでした。
ですので、3分待てば食べれるカップ麺や、お湯でぶくぶくして食べれるレトルトカレーに驚いたのを覚えています。

また、畑の端には「肥溜め」があり、それが自然の肥料として使われていました。
しかし、今では見当たらず化学肥料となっているようです。
ファミリーレストランなどの外食チェーン店が誕生したのもこの時代からです。

このように人間の体に入るものが大きく変化し、それが急速に普及するにつれて難病患者数も急速に増えています
難病患者数と食の変化、この2つの歴史を重ねてみると食生活と病気の関係は否めないと思います

 

~ 食生活の大切さと治癒力 ~

私たちは生まれながらに自然治癒力という”治す力”と”守る力”を持っています

“治す力”のわかりやすい例えとして怪我があげられます。
転んで膝をすりむいて出血しても、血が止まったあとにはかさぶたができ、かさぶたがなくなると新しい皮膚ができて元通りになる。

”守る力”は、皮膚や粘膜がウイルスや細菌を防いでくれ、防ぎきれずに体内に入っても免疫が闘ってくれます。
インフルエンザが流行っていても、ウイルスが体内に入るのを防いだり、入ってきたウイルスを排除してくれます。

このような素晴らしい治癒力を体は持っているのです。
そして、その体は食べ物で出来ているのです。
また、その体を動かしているのも食べ物からの栄養なのです。

病気になる原因は、食べ物だけではないかもしれません。
ストレスなども病気の原因となっていると思われます。
しかし、ストレスに強い体を作るのにも食べ物の大切さは欠かせないと思います。

豊かで便利な食生活になるにつれ、脳だけが喜び、体が望まないものを食べているのではないでしょうか。
そして、そんな食習慣が当たり前になっているのが今の時代なのかもしれません。
その結果、身体のもつ自然治癒力が発揮できない人が増えてきているのではないでしょうか。

また、体の不調は心の不調にも繋がり、ストレスを抱え込みやすい悪循環になっているのではないでしょうか。
テレビを付けると、耳を疑うようなニュースばかりです。
これは精神だけの問題ではなく、体の異変でもあるんだと思います。
食べ物によって体を変えることで、心身ともに健やかな人が増えることを願います。

我々は難病相談者に対して、まず食事の見直しから始めることをアドバイスしています。
食生活の変化とともに難病患者が急増していることを考えると、薬や治療だけに頼らず、根本的な食生活の見直しも重要だと思うからです。

治らないと言われた難病を完治された方の闘病生活をみても、食生活の大切がわかると思います。

難病回復事例
https://kokufuku.jp/goodnews/

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