コロナ感染拡大の影響で、普段と違った意識や、自宅にいる時間が増える毎日が続いています。
それでも季節は進み、桜が咲いて散り、つつじが満開になって、日ごとに暖かくなっていっています。
ストレスや時間の余裕から、普段は摂らない間食をとる人も少なくないかもしれません。
これからもっと暖かくなっていくと、どうしても食べたくなるのが冷たい氷菓!
こういう時だからこそ、普段は作らないアイスクリームのような氷菓を作ってみたいと思います。
どうせなら、健康的で身体に良いアイスクを作りたいものです。
なぜなら、スーパーやコンビニで手軽に買えるアイスクリームは安心できるものが少ないのです。
アイスクリームは、乳脂肪たっぷりの牛乳と卵黄・砂糖でできています。
アイスクリームに似たアイスミルクは、乳化剤や安定剤を使って、少ない乳脂肪をカバーさせています。
ラクトアイスは、少ない乳脂肪のかわりに大量の植物油脂を使い、さまざまな添加物でアイスクリームのような味を作っています。
では、アイスクリームの表記があれば安心かというと、そうとも言い切れません。
添加物だけで考えるとアイスミルクやラクトアイスよりも安心できますが、そこだけの問題でもないのです。
そもそも原材料の牛乳に含まれる”タンパク質”のうち、80%はカゼインです。
このカゼインは増粘剤にも使われるくらい粘り気があり、腸で消化吸収しずらいのです。
吸収されなかったカゼインは腐敗し、腸の粘膜に傷をつけて炎症を起こしてしまいます。
腸の炎症が繰り返されると、腸粘膜の目が粗くなり、カゼインは腸壁を通り抜け、血管内にまで進出してしまいます。
そして血流にのって全身に回り、アレルギーや癌などの難病の原因になるとも言われています。
ですので、我々は牛乳などの乳製品をお勧めしません。
また、アイスクリーム1つに20g前後の砂糖が含まれています。
WHOが推奨する成人1日辺りの砂糖摂取量が25gまでなので、糖分過多になってしまいます。
砂糖の依存性も心配ですが、アイスクリームを安く作るために使われる”果糖ぶどう糖液糖”などの果糖も気になります。
果糖は、消化酵素に分解されず、そのままの形で腸から吸収されるので糖化が進むといわれます。
糖化が起こると細胞の老化が進み、様々な病気の原因になるとも言われています。
果糖以外にも低コストのために、アセスルファムKやアスパルテームなどの発がん性が疑われている人工甘味料が使われているものもあります。
ということで、健康的で身体に優しい、アイスを作りたいと思います。
① ココナッツミルクと甘酒のアイス
《 材料 》 20.5×18cmの袋(4~5人分)
ココナッツミルク 400g
甘酒 大さじ5
《 作り方 》
1. ココナッツミルクと甘酒を鍋に入れ、弱火で混ぜ合わせる
(ココナッツミルクの分離を戻す程度)
2. 混ぜ合わせたら保存用のビニール袋等に入れて、薄く平らにして凍らせる
3. 凍ったら袋の口を開け、固まりをもみほぐして、再度凍らせる
4. 数分おいてもみほぐして盛り付ける
② 豆乳とアボガドのアイス
《 材料 》 20.5×18cmの袋(4~5人分)
豆乳 250cc
アボガド 1個
はちみつ 大さじ1
てんさい糖 大さじ1
レモン汁 小さじ1
《 作り方 》
1. アボガドは種を取り除き、レモン汁をかけてみじん切りにする
2. 豆乳にはちみつとてんさい糖を混ぜ合わせ、そこに1のアボガドを入れる
3. 混ぜ合わせたら保存用のビニール袋等に入れて、薄く平らにして凍らせる
4. 凍ったら袋の口を開け、固まりをもみほぐして、再度凍らせる
5. 数分おいてもみほぐして盛り付ける
③ 豆腐とバナナのアイス
《 材料 》 20.5×18cmの袋(4~5人分)
絹ごし豆腐 150g
皮むきバナナ 200g (2本分くらい)
てんさい糖 大さじ1
レモン汁 小さじ1
《 作り方 》
1. バナナはレモン汁をかけてみじん切りする
2. ボールに1のバナナと絹ごし豆腐を入れ、てんさい糖も入れてよく混ぜる
3. 混ぜ合わせたら保存用のビニール袋等に入れて、薄く平らにして凍らせる
4. 凍ったら袋の口を開け、固まりをもみほぐして、再度凍らせる
5. 数分おいてもみほぐして盛り付ける
どのアイスも凍らせる時間を除けば15分程でできますが、ミキサーを使えばより滑らかで、さらに時間短縮できます。
また、市販のものと比べると控えめな甘みですが、甘みは十分感じられます。
実際に作ってみると、いかに市販品は糖分過多になっているかを実感すると思います。
どのアイスも高酸化力の高いビタミンEが摂れ、かつ簡単に作れるので、ぜひお試しくださいネ!
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