コロナ感染拡大による自粛で、自宅で過ごす時間が増えています。
どうせなら、普段と違う生活リズムや環境を有効に活用したいですネ
こういう時だからこそ、普段は作らない健康的で安心できる食べ物を作ってみましょう!
という訳で前回の手作り豆腐に続く第二弾です。
年代・性別を問わず親しまれている国民食の1つ”カレー”
市販のカレールウを使えば、小学生でも簡単に作れてしまいます。
簡単で便利なうえ、スーパーなどで1箱100~300円ぐらいで売っているカレールウ。
ところが、市販されてるカレールウには健康的とは言いづらいものが多いのです。
本来、カレーは複数のスパイスから作られる、健康効果の高い食べ物のはずなんです。
しかし、手軽に安価なカレールウは、簡単便利の代償として大量の油脂や食品添加物が使われているのです。
カレールウで作ったカレーを食べた後の胃もたれなどの不調は、食べ過ぎが原因なのではないのです。
カレールウを使って炊いたカレーの鍋を思い返してみてください。
鍋の周りにこびりつく油汚れは、洗剤をつけたスポンジですら、油でギトギトになってしまいます。
そう、カレールウは牛脂やラードなどの動物性油脂かパーム油が4割。
動物性の油は、どこの産地でどう育てられたかも不明確で、非常に安価な油脂が使用されています。
パーム油はアブラヤシの実が原料で、マーガリンやショートニング、石鹸・洗剤の原材料として使われています。
どちらの油も安全だとは言い難いものです。
そして、残りの4割が小麦粉、またその残りの2割が食品添加物やスパイス類です。
原材料欄は、多く使用している物から順番に表示されているので、塩分も相当なものです。
なかにはグルテンフリーで無添加のルウも販売されてますが、なかなか手近なところで購入しずらいのが現状です。
そこで、カレールウを使わずにカレーを作ってみたいと思います。
市販のルウには何十種類ものスパイス使用をうたっていたりしますが、できるだけシンプルな材料で作りたい。
できれば小麦粉も使わずに作りたいので、今回はチキントマトカレーに挑戦です!
「スパイスを使ってカレーを作る」って、なんだか大変そうに思う方もいらっしゃるかもしれません。
スパイス類はスーパーのスパイスコーナーとかに並んでいるポピュラーなものばかりです。
そして、煮込む必要はそれほどなく、意外に簡単で時間もかけずにできるのです。
特に、甘みとコクをだすために玉ネギを炒めて作る”あめ色玉ねぎ”は、冷凍という時短の裏技を使います。
玉ねぎを冷凍することで、あめ色玉ねぎは5分ででき、カレー自体も30~40分で出来上がります。
冷凍玉ねぎはシャキシャキ感はありませんが、玉ねぎの繊維が壊れるので甘み成分が出てきます。
火の通りも水分の蒸発も早くなるので、あめ色玉ねぎを作るにはもってこいの方法です。
《 材料 》 2人分
鶏もも肉 200g
玉ねぎ 大きめ1個
にんじん 半分ぐらい
トマトピューレ 150g
にんにく 1片
しょうが 1片
オリーブオイル 大さじ1
しょうゆ 小さじ1/2
<スパイス類>
ターメリック 小さじ1
クミン 小さじ1
コリアンダー 小さじ1
ガラムマサラ 小さじ1
チリペッパー 小さじ1/2
塩こしょう 適量
《作り方》
1. 玉ネギをみじん切りにして、冷凍保存用の袋に入れる
(玉ネギが薄い板状になるようにひろげ、袋の中の空気を抜いておく)
2. 鶏肉は小さめの1口大に切り、にんじん、にんにく、しょうがはすりおろしておく
3. フライパンにスパイスを入れ、焦がさないように煎って取り出す
(香ばしい香りがして、スパイスの色が少し濃くなるまで)
4. フライパンにオリーブオイルの半分を入れ、塩こしょうした鶏肉を焼いて取り出す
5. フライパンに残りのオリーブオイルを入れ、2のにんにくとしょうがを香りが出るまで炒める
6. 5のフライパンに1の凍った玉ネギを入れ、焦がさないように炒める(5分程度)
7. 玉ネギがしんなりとあめ色になったら、2のすりおろした人参を入れて軽く炒める
8. 7にトマトピューレを入れ、4の鶏肉を戻し入れ、浄水300CCとしょうゆ、必要であれば塩こしょうを加えて10分ほど煮る
油分が少なく、トマトのさっぱり感もあり、ボリュームの割には胃もたれしません。
スパイスを増減したり、はちみつやみりんを少し加えて甘味を足したりと、好みの味に調えてくださいネ。
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