蚊といえば ”夏”
…いえいえ、最近はそうとも限らなそうです。
蚊の活動って、25~30度の気温が最も活発で、30~35度となると死ぬ可能性があるそうです。
近頃の夏は、最高気温35度を超えたりもするので、”春”や”秋”のほうが要注意かもです。
もう、「虫刺され対策を始めなければ」って季節なんです!
家の外での虫よけ対策として、よく使われるのは虫よけスプレー。
虫よけスプレーは皮膚に直接吹き付けるので、色々と気になりますよねぇ
肌への刺激や子どもでも使えるのか、そもそも成分に問題ないのか、などなど…
虫よけスプレーの主成分は、”ディート”、”イカリジン”、”ハーブなどの天然成分”の3種類。
特にディートが主成分のものは、国民生活センターが取り扱い表示に注意喚起を行っているくらい要注意!!
これまではディートの濃度が12%以下とされていたのが、2016年以降は30%の製品も認可されるようになりました。
虫よけスプレーなどは、皮膚に影響するので、有効成分や使用上の注意などはしっかり確認しないとですネ
特にディートは下記のように使用上の注意が必要です。
・生後6か月未満の乳児 → 使用しない
・6ヶ月以上2歳未満 → 1日1回
・2歳以上12歳未満 → 1日1~3回
・30%の物は12才未満へは使用禁止
最近は年齢制限や使用回数制限のないイカリジンを使った商品も増えてます。
皮膚への刺激が弱いから、子供でも安心して使用することができるようです。
天然由来成分の虫よけスプレーも安心できる商品ですが、結構お値段がしちゃいます。
配合されている精油によっては、使用年齢に制限のある場合があるので注意が必要です。
そこで、おすすめなのがハッカ油でつくる手作り虫よけスプレー!!
ハッカって、今どきの人には「ん?」って感じかもですが、古代ギリシャで生薬として利用されてた植物です。
日本でもお茶より早く栽培されてたようで、食品用、生活用品、医薬品用として使われています。
天然成分とはいえ、原液のままでは刺激が強いので、赤ちゃんや妊婦さんにはNGですが、稀釈して使うので大丈夫!
ハッカ油には飲んでも大丈夫な食品添加物と表記されたものと、表記のないアロマなどに使われる物とがあります。
赤ちゃんなどには、不注意でスプレーした皮膚をなめても大丈夫なように、食品添加物の表記のあるハッカ油を選んでくださいネ
作り方は超簡単!
ポイントは
・食品添加物の表記があるハッカ油を使うこと
・ハッカ油は必ず100倍以上に希釈すること(濃度1%)
《 材 料 》
・ハッカ油 1ml(20滴) 敏感肌の人は調整してください
・無水エタノール 10ml
・精製水 90ml
※無水エタノールが売り切れている場合は精製水100mlでも可。
《 作り方》
1) 無水エタノールにハッカ油を入れて混ぜる
水と油は分離するため、先にエタノールで溶けやすくします
2) 1に精製水を混ぜる
以上…
えっ?って言っちゃいたくなる程、超簡単
だけど、作った後にも気をつけて欲しいポイントが…
超簡単に作れるので、一度に大量に作らないコト!
エタノールが保存性を高めてくれますが、安心して使えるのは1週間程度と思っててください。
簡単に作れちゃうので、必要な分だけ、その都度作るのがベストです。
ハッカ油の濃度は1%なので、健常な皮膚では皮膚刺激はほとんど起こらないと言われています。
当然、濃度が高くなるほど肌への刺激がありますが、薄くするほど虫への忌避作用も薄くなります。
刺激が気になる敏感肌の人などは、皮膚の柔らかい部分などで試してからお使いください。
あと、香りがなくなったら効果がうすれているので、こまめにつけ直すことも大切です。
保存する容器もご注意ください。
ポリスチレン(PS)製の容器は、ハッカ油を長時間入れておくと溶けます。
もちろん稀釈して使いますが、できればガラス製がおすすめ。
携帯することを考えたら、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)もOKです。
虫よけ効果はハッカ油以外にも、シトロネラやレモングラス、レモンユーカリやゼラニウムなどなど…
ただ、安心して使える精油は少々お値段もお高いです。
まずは、手ごろな価格でドラックストア等に置いているハッカ油でトライしてはどうですか~