膠原病、自己免疫疾患という病気は、一般的に免疫異常と言われています。
免疫が暴走し、自分の細胞を攻撃する病気だと言われています。
免疫(抗体)が外敵(抗原)か味方(自己)かが、分からなくなっている病気とされています。
西洋医学では原因不明の部類に入り、難病指定とされている場合が多く、症状や抗体の種類によって
・関節リウマチ
・皮膚筋炎・多発性筋炎
・全身性エリテマトーデス
・全身性硬化症
・結節性多発性動脈炎
・シェーグレン症候群
・ベーチェット病/線維筋痛症
・リウマチ性多発筋痛症
・クローン病
・潰瘍性大腸炎
・強皮症
などの病名がつきます。
では本当に、原因は免疫異常なのでしょうか?
免疫が異常な働きをし、暴走しているのでしょうか?
暴走しているならば、なぜ特定の部位のみを攻撃するのでしょうか?
単に暴走しているなら、なぜ抗原に対して、新たな抗体まで作る必要があるのでしょうか?
抗体とは獲得免疫と言って、外敵(抗原)に対して作り出される秘密兵器のような免疫のことです。
その種類は100種類ぐらいあり、外敵(抗原)の種類に合わせて抗体の種類も違ってきます。
暴走なのか、正常な働きなのか。。。
今まで人間の体に入ってこなかった外敵(抗原)が大量に入ってくるようになって、抗体を作り出しているとすれば、それは暴走ではなく必死で戦っている免疫(抗体)の姿なのかなと思います。
だとすれば、添加物や農薬、薬などの化学物質が大量に入りだしてから、自己免疫疾患やアレルギーなどが急増していることもうなずけることです。
自己免疫疾患を克服し、完治された方は多くいます。
その方たちに共通するのは、薬を必要としない体に変えたことです。
・自律神経や免疫力を司る腸の環境を整える
・体内に溜まった毒素をデトックスし血流や代謝を上げる
・自然で栄養豊かな食べ物に変えることにより免疫力や治癒力を上げる
・心や体に負担をかけていた生活を見直し養生する
克服した人には、このような共通点があります。
体と心を整えることで、自己免疫疾患を克服し治っておられます。
薬は免疫の働きを抑えてくれます。
働きを抑えることで症状を消そうとします。
免疫が暴走し、自分の細胞(自己)を攻撃していると捉えているからです。
しかし、この方法では一時的に症状は治まっても、再度また症状は表れ、それを何度も繰り返し、状態は悪化していく方が多いです。
また、免疫の働きを抑える訳ですから感染症にもなりやすく、他の病気を併発する可能性も高くなります。
逆に、難病を克服した人は免疫力をあげることにより治っています。
症状が非常に強く、体への負担が大きすぎる時のみ薬の力を借りて、そうでない時は、出来るだけ薬には頼らずに、免疫力や治癒力があがることを意識して完治されています。
抗体が暴走しているのではなく、暴走しているかのように抗体は働いてくれていて、その原因は自分の体にあると捉えているからです。
この抗体の働きによって起こるのが症状で、症状は敵ではなく味方だと捉えているからです。
それらを応援するために、食生活を見直したり、ストレスを溜めない生活をされておられます。
抗体の働きを敵だと捉えると、薬で抑えようとします。
しかし味方だと捉えると、応援するための行動に変わるのです。
この認識の違いが、治る人と治らない人の道に分かれているんだと思います。
予防接種は微量に抗原を入れて抗体を作り、病気を予防する行為です。
このように、本来は体を外敵(抗原)から守る役割をするのが抗体です。
・ウィルスから細胞を守る働き
・細菌や異物を排除もしくは中和(無毒化)する働き
このような働きを持っているのが抗体です。
ですので、抗体は体を守っている免疫システムの一部だということです。
抗体が暴走しているかのように働かなければいけない体の状態だったとしたら
その働きを薬で抑えることは、現状より体を悪化させることに繋がるのではないでしょうか。
逆に、治った人が免疫力を上げる(抗体の働きを更に上げる)ことを行ったのなら
その結果からも、抗体は暴走しているのではなく、必死で頑張ってくれていると捉えるのが正解ではと思います。
また、抗体が暴走しているとしても、その原因は免疫システムではなく、体全体の不調和や不具合によって引き起こされているのではないでしょうか。
食生活や過労、心労などのストレスが原因であり、それらを正すことで治った人がたくさんいるということも、うなずけるかと思います。
表面的な改善は根本的な原因を見失うことにも繋がり、それによって治る病気を難病化させてしまっているのかなと感じます。
難病という言葉に惑わされずに、根本的なことを見直すことで健康体へ近づけて欲しいと願います。