再発し続けると言われている自己免疫疾患。
「薬を飲み続けないと再発(再燃)するよ」
「再発しないように薬を飲み続けてね」
と言われます。
「薬をたくさん飲むのは嫌だ」
「副作用が辛い」
「出来るだけ減らしたい」
と願っている人は多いと思います。
しかし、そんな思いとは裏腹に、症状や数値が悪くなると、薬の種類が変わったり量が増えます。
そして、症状や数値が落ち着くと少しずつ減薬し、また再発する。
それを繰り返している人が非常に多いと感じます。
この状態を繰り返すので、状態が落ち着いている時を ”完治” とは言わずに ”寛解” と言います。
病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。
または見かけ上消滅した状態が ”寛解” です。
しかし、スムーズに断薬されて、再発せずに過ごしている人はたくさんいます。
その違いは何なのか
それは、”症状”だけに捉われずに ”原因” を減らせたかどうかの違いだと思います。
表に表れる症状だけをみて、それを医療(外)の力だけで抑えようとしたか
それとも難病になった ”原因” に気づき、それらを減らすことによって治癒力(中)の力で修復したか
その違いだと感じます。
薬で抑えているだけだと、原因は減らない訳です。
原因が減らないから常に不安定で、再発しやすい状態です。
状態が良い時は ”寛解” 、状態が悪い時は ”再発” となるんです。
原因を減らすということは、薬を必要としない体に変えるということです。
発病前に戻すということです。
難病になった原因に気づき、それらを減らし、頼っていた薬の力を外していくということです。
そして、薬がなくても自分でバランスをとれるようになった状態、これは ”寛解” ではなく ”完治” です。
発病前に戻ったということです。
原因を残したまま他力(薬)でバランスをとるから、不安定な状態な状態が続く=”寛解”
原因を減らし自力でバランスがとれていて安定した状態=”完治”
これが ”寛解” と ”完治” の違いですね。
では、薬で症状を抑えると治らないのか?
それは違うと思います。
大切なのは原因を外していくということです。
発病当初は、一気にバケツの水(症状)が溢れだし、心も体もたいへん辛い状態になることがあります。
原因が減らないままでは、ますますバケツの水は溜まっていき、それが症状として表れます。
そんな状況に体が耐えられないこともあるのです。
そういう時に救ってくれるのが医療であり、薬や治療です。
ただ、これは緊急処置で、病気自体を治すものではありません。
原因を減らし、なんとか自力でバランスがとれるようになるまでの間は、薬の力を借りるということです。
薬に甘えるのではなく、頼りながら原因を減らしていき、寛解を完治に変えることが大切です。
日々の生活の中で懸命に生きていると、知らず知らずのうちに病気になる原因を溜め込んでいることがあります。
それは、物理的な要因であったり、精神的な要因であったりします。
懸命に生きているがゆえに、発病寸前であっても気づかない人が多いと思います。
体か心がSOS(症状)を発し、ようやく自分の異変に気づく人も多いと思います。
「気がついたら発病していた」
「たいへんな状態になっていた」
そんな始まり方で、闘病生活がスタートする人がほとんどだと思います。
気づかずにたいへんな事になっていても、その時は医療が力を貸してくれます。
その力を借りながら、自らバランスを立て直す行動が、元の健康体へと近づかせるのです。
そして、症状を薬で抑えなくても、自らバランスがとれるようになった時に、寛解から完治へと変わるのではないでしょうか。
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難病克服支援センター
戸田