相談者の方との難病面談で、戸田が必ず確認させてもらうのは、どんな調味料を使っているかです。
そして、しょうゆや味噌、みりん、油、塩は、こんなのは避けてくださいって話をします。
これって毎日のように使うものだから、意識するかしないかは大違いだと思います。
ラベルのうたい文句に惑わされがちですが、ちゃんと原材料や工程などの表示を確認したうえで使ってくださいネ。
で、私、いつも気になっていたんだけれど、あまり話の中に出てこないのが「出汁(だし)」
お料理の基本だから、みんなちゃんと昆布や鰹節なんかで出汁をとっているのかしら…
出汁の種類
出汁には大きく分けて3種類あるようです。
1つはスーパーでよく見かける「ほんだし」とかの “だし調味料”。
手軽だけれど、風味に出汁のでる原料を使っているだけで、添加物や食塩や糖類の調味料がいっぱい。
みりん風とかと同じで、だし風に似せて作った感じ… (・ω・;)
コレ、あまり使いたくないので “×”
2つ目は出汁の原料を中心に食塩や糖分、アミノ酸などを加えた “添加物入りのだし”
「化学調味料無添加」「○○産△△100%使用」とかに惑わされずに、原材料をチェックしたら、割とbetterなものもあったりします。
しっかり確認して使いたいから “△”
そして3つ目は“天然だし”
昆布やかつお節、煮干しやしいたけなどの素材だけで作られた “天然だし”
パックになったのもあるけれど、素材を買って、煮出して作るのが一般的かな…
お味や香りは天然出汁に敵うものなしだけれど、なかなかチョットだけって場合には使いづらい。
お鍋いっぱい作ってストックする手もあるけれど、それでも浸けたり漉したり小分けしたりと手間がかかる。
天然素材だけの顆粒のもあるけど、ネット通販とかでしか手に入りにくい。
で、戸田家はどうしてたかなっと気になって聞いてみた。
「干ししいたけと昆布を瓶に入れてたょ」とのことで、いわゆる水出汁でした!
昆布はグルタミン酸、干ししいたけはグアニル酸と、アミノ酸でもあるうま味がそれぞれにありますが、これが合わさると相乗効果でうま味が何倍にも増えるそうです。
また、昆布は水溶性食物繊維、干ししいたけは不溶性食物繊維が多く、合わせて摂ることでバランス良く食物繊維が摂れます。
もひとつおまけで、昆布のカルシウムは干しシイタケのビタミンDの働きで、カルシウムの吸収が促されるのです。
この昆布と干ししいたけの合わせ技って、1+1=2 以上の相乗効果を生むんです!
作り方もちょ~簡単!
育ち盛りのお子さんや病気で体を作り替えたい人がいるご家庭には特にオススメです。
水出汁の作り方
★ 材 料 ★
干ししいたけ 1枚
昆布(2~3cm角) 3枚
水 300cc
★ 作り方 ★
(1) 干ししいたけ1枚 を手で細かくちぎる。
(2) 清潔な瓶に昆布と(1)の干ししいたけを入れる
(3) 水300ccを注いで冷蔵庫に入れる
以上、コレだけ!!
24時間待てば水出しのできあがり (・∀・)v
好みで材料は加減してOK
まる1日目から使えるけれど、これも好みで3日目くらい置いてしっかり出汁をとってもOK。ただし、1週間までに使いきってくださいネ
ご飯を炊くときの水に足しても良いし、卵に入れれば簡単にだし巻き卵になっちゃいます。
お味噌汁にしいたけごと加えたり、お鍋の出汁に足しても良いし、そのままでだって飲めちゃいます( 少量の塩を入れると更に美味しい )
ちょっとした手間で作り置きしておけるので、いろんなものに使ってみてください。
そして「体に良いものを気づかえてる」って自画自賛してください。
心が喜ぶと身体も喜ぶの相乗効果です (o´▽`)ノ
難病克服支援センター
スタッフ K子