10月27日、熊本で講演会が開かれました。
難病の方、難病の子をもつ方、または病気に関わりのある方などに、若林さんと戸田が講話させていただきました。
若林さんは生まれもった難病を克服された現役医学生(4年生)
医療が持つ役割や必要性を理解したうえで、医者や薬を使わない医療を目指されています。
「子どもの体は親から供給されたもので形成される」と医学的に学びつつ、病気の子をもつ親へのメッセージは「反省しないで」でした。
若林さん自身、親を恨んだり、死んで楽になりたいと思い続けたほど病気は苦しかったと言います。
難病であることで、夢や希望が不安や絶望にしか感じなかったのでしょう。
崖っぷちまできたから、考え方や心の持ちようが変えれたんだと思います。
「子供は親を選んで生まれてきている」
「そして全てのことは自らかが選んで、今がある」
「だから反省しないで」
全てのことには意味があると考えれるようになり、病気を通して出会えた世界は自分には必要だったと思えるようになったそうです。
そして戸田からは、健康でいるために大切なことは何かを話させていただきました。
「体は食べ物でできている」
「心と体はつながっている」
医学だけが全てではなく難病だって治るんだということを、娘との経験だけでなく、相談者の方も例にあげてお伝えしました。
「難病経験者」「難病の子をもつ親」と立場は違えど共通するのは、
『病気やその苦しい経験をプラスに変えた』ということ。
なぜプラスに変えれたのか?
「治療法が確立されてないから、医者の指示する対症療法でしのぐ」
若林さんはこれでイイのか?と考えるようになったそうです。
戸田の場合は、そもそも治療できない医者が治せないってところからスタートしてました。
「どうしたら身体が元気になるのか?」を試行錯誤しながら実行し続けたのです。
そう、2人とも『病気と向き合うのは自分自身』という考えです。
医療は必要な時には利用するが、不要と思えば利用しない。
良い材料を探し、自分で判断し、自分で身体の変化をみていく。
そして体が持つ治癒力を信じて、応援し続ける。
そんな自分自身を信じたからこそ気づけたこと、学べたことがたくさんあったのでしょう。
だからこそ克服までたどりつけたのでしょう。
『難病には意味があった』とお2人とも言われます。
正直、あまり真剣に悩むことがない(できない?)私には達観できない世界です。
でも、固定観念や常識、先入観ってこわいなぁって思います。
「そうなんだぁ」って受入れているつもりでも、心のどこかで「でもホント?」って思っていることってありますよねぇ…(・ω・;)
病院の治療薬を使わずとも、難病克服をされた方がいる。
うそのような本当の話。ちゃんと実在する人たち。
その人たちのメッセージが、今しんどい思いをされてる方にちゃんと届くことを願います。
難病克服支援センター
スタッフ K子