ストレス対策の呼吸法

難病相談に来られる方の話を聞くと、発病にストレスが大きく関わっているのが分かります。

家族を含めた人間関係であったり、その方の思考や性格など、ストレスの要因はさまざまですが…

ストレスがあっても、発散できたり、うまく切り返せれば長引きません。
ストレスが長引いたり、蓄積されると、難病にまで発展することもあるんですねぇ。

ストレスを受けると身体はどうなるかというと…

ストレスから身体を守るために、副腎がステロイドホルモンを出ます。
このホルモンの分泌量が増減することで、いろいろな病気を引き起こしてしまいます。

そして、副腎がストレスに対応で疲れてしまうと、慢性的な疲労感にもつながります。

また、ストレスによって活性酸素が過剰に発生するので、身体に炎症や癌、多くの病気の原因となってしまいます。

難病を克服する為にも、ストレスを溜めないようにしたいですネ!

ストレスを感じている人も、気づかず溜まっている人にもおすすめなのが腹式呼吸!!

浅い呼吸は「胸式呼吸」と呼ばれるものです。
呼吸は楽ですが、新鮮な空気を取り込みにくく、肺のガス交換も十分ではありません。

深い呼吸は「腹式呼吸」と呼ばれるもので、1回の呼吸で出し入れする空気の量は3倍以上の違いがありそうです。

また、腹式呼吸は横隔膜を上下に大きく動かすので、内臓がマッサージされ、血液の循環を良くもしてくれます。

是非、普段から腹式呼吸を取り入れて欲しいものです。

呼吸法のポイントは3つ!

・息は鼻から吸う
・吐くときは口で行う
・吐くときの息を長めに行うように意識する

リラックスしたい時の呼吸は…

(1)5秒かけて鼻から大きく息を吸い込む
(2)3秒息を止める
(3)8秒かけてゆっくり口から息を吐く
この(1)~(3)のサイクルを3回繰り返します

緊張した時や不安な時など、自然と呼吸が浅く速くなります。
リラックスしている時には、呼吸は深くゆっくりしています。
心の状態と呼吸は影響し合っているのです。

寝る前に仰向けになって行ったり、バスタブの中など、ゆったりした気分で毎日取り入れてくださいネ

難病克服支援センター
スタッフ K子    

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