スーパーで1リットルが200円もしない醤油があれば、500mlが1000円以上する3年熟成の醤油もあります。
家計をやりくりする主婦にとって、安い醤油はありがたいのは当然です。
では、どう違うのか?
昔ながらの製法で作られている醤油は発酵食品で、手間と時間をかけて作られています。
1~3年以上とじっくり時間をかけて発酵・熟成させて出来上がります。
原材料は大豆・小麦・食塩のみ。
そこから生み出される「旨味」は奥深く、甘味や酸味、香ばしさなど、化学で解析できないぐらい複雑な味をかもし出しています。
ほんの少しの量を入れるだけで、旨味が増します。
そして、発酵効果で、本来その食品には無かった質の高い新しい栄養成分を生みだします。
また、腸内環境を整える事で、デトックス、免疫力を高めます。
血圧や血糖値を下げる効果も認められています。
一方、安い醤油は確かに醤油のような味がしますが別物なのです。
みりんに例えると本みりんとみりん風調味料と同じ関係です。
製法も全く違い、安い醤油の主原料は、大豆油を絞りとった後のかす(脱脂加工大豆)で作られています。
これを塩酸で分解すると、醤油のベースとなるアミノ酸液ができます。
ここに、旨味はグルタミン酸ナトリウムで、甘さは甘味料、酸味は酸味料、濃くととろみは増粘多糖類、色はカラメル色素。
日持ちするように保存料などの添加物を入れ、最後に少しだけ本物の醤油で香り付けをします。
製造期間が短く、安い原材料と添加物で作られた物なので、本来の発酵食品としての働きが期待できません。
難病の方や闘病中の方には、出来るだけ体に良いものを摂って欲しいです。
選ぶときには、価格だけでなく、これらの違いを知った上で選びましょう。
難病克服支援センター
戸田