【ラミノパチー】

昨年の1月に、ラミノパチーという筋疾患の女の子のお父さんが相談に来られました。

当時、娘さんは2歳で、自力で立てない、歩けない、テーブルにお腹を支えに立つことが精一杯の状態でした。
娘さんが歩行具を使ってよろよろと歩く姿を映像をみせていただき、状態を確認させていただきました。

現代医学では薬や治療はなく、このままでは娘が自力で歩く姿を見ることができない。
「娘の歩く姿を見てみたいんです」というお父さんの強い言葉を覚えています。

その後、食事療法のアドバイスとソレンセン式神経反射療法の先生を紹介しました。
それらを実行しながら2年弱が経ちました。

血液検査結果は筋肉の細胞が壊れる値のCK値(基準値:~200)の推移です。
2013年04月 CK値:900
2013年09月 CK値:798
2013年12月 CK値:609
2014年06月 CK値:505
2014年09月 CK値:511
2015年02月 CK値:274
2015年06月 CK値:207
2015年11月 CK値:192
と確実に下がり、基準値の範囲内に入りました。

筋肉の代謝量に比例するクレアチニン値も一時期は0.1を切りましたが、現在0.14と上がってきており、筋肉量も増えていることを数値が証明してます。
悪化し続けていた症状も回復し始めて、座位で背筋を伸ばせるようになっているそうです。
そして、保育園での出来事をよく話してくれるそうです。

私の娘もそうでしたが、身体が確実に回復していても、検査数値が正常値に近づくまでは状態は悪化し続けます。
それに負けずに継続し続けたからこそ、状態が回復するところまで来れたんだと思います。

歩く姿を見る日が来ることを願います。