ストレスでの過食がダメな理由

相談に来られる人の食欲ですが、あまり食べれない人と食べ過ぎてしまう人に分かれます。

両方ともストレスが原因ですね。

病気を克服するうえで、どちらも良くないのですが、特に過食してしまう人は要注意です。

というのも食べ過ぎてしまう状態は、回復しづらいからです。

 

~なぜ過食してしまう人は病気が治りにくいのか~

それは、酵素が関係しているのです。

酵素は人間が生きていく上で最も必要な栄養素の1つで「第9の栄養素」と言われています。

消化や吸収、代謝、排泄など病気を克服するうえで重要な働きを担っているのが酵素です。

この酵素、たくさん食べると、それに比例して大量に消費されます。

そのことが、病気を治す上で非常に都合が悪いのです。

というのも、酵素は体内に一定量を持っていて、大きくは「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられます。

食べたものを吸収しやすい形に分解するのに使われるのが「消化酵素」

老廃物の排出、細胞の修復、治癒力や免疫力向上、自律神経調整などに使われるのが「代謝酵素」

この通り、病気を治す上で代謝酵素が非常に大きな役割となっているのが分かりますよね。

ですので、代謝酵素が十分にないと病気は治せないのです。

逆にいうと、代謝酵素が足りない状態が続いたことで病気になった、とも言えるのです。

病気や不調な人で、肌や髪、爪の状態が悪い人は代謝酵素が足りない状態が続いていることを意味しています。

そして、この代謝酵素が足りなくなる原因が食べ過ぎによる消化酵素の大量消費なのです。

要は、消化に体内酵素をたくさん使うことで代謝のための酵素がなくなり、病気を治すための働きが出来なくなるということです。

過食することでストレスを発散し、体の不具合や毒素を溜め込み続けて発病

それが難病だと「治らない」と言われたことで更にストレスが増してしまう

それによって、更に食べることで脳を癒そうとし、体を修復するどころか、更に不具合を溜め込んでしまう

難病を克服するためには、この悪循環から抜け出すことが重要だと感じます。

 

~体内酵素(消化酵素+代謝酵素)を増やすためには~

酵素を外から補い、体内酵素の無駄使いを防ぐために意識すべきことは

・ 生野菜や果物を積極的に食べる

・ 発酵食品を摂る

・ 腹八分目を心掛ける

・ よく噛んで食べる

・ 甘いものは控える

・ 寝る直前に食事をしない

・ 添加物や加工食品を避ける

・ 外食、コンビニ食品を避ける

・ 小麦を控えて食物繊維を摂る

・ 悪い油を摂らない(酸化した油、トランス脂肪酸)

・ アルコールは控えめに

これらを意識することで酵素の無駄遣いが減り、消化だけでなく代謝にも十分に酵素が活かされます。

代謝酵素が十分かどうかは肌や髪、爪の状態に表れます。

ですので、難病相談者が回復に向かうポイントは、肌や髪の艶や、爪が伸びる早さが最初の目安となります。

このように外から見える体の変化で、いま自分が行っていることが体の回復に繋がっているのかを判断することが出来るのです

体の変化で自分の今の状態を実感することが、気持ちを落ち着かせて前に進むことに繋がり

その安定した精神状態がストレスでの過食を防くことにも繋がるのです。

肝心なことは、不自然なものを食べ過ぎないように注意することだけでなく、体の状態を把握することで精神を安定させ、ストレスを減らすことが大切ですね

それが代謝へと繋がり回復への力となるのです。

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