9月2日、島根県から24歳の女性がお母さんと難病卒業式に来てくださいました。
21歳の時にベーチェット病と診断された方です。
発病当時、病院や薬が病気を治してくれると思っていたそうです。
しかし、東洋医学の知識を持っていたお母さんは、病院や薬ではなく治癒力を上げてあげることが治癒への道だと思っていました。
お母さんのやり方に、最初は疑心暗鬼だった娘さんも体の調子が良くなるにつれて、行っていることが正しいと実感していったそうです。
昨年の3月に面談に来られてからちょうど一年後、今年の2月にコルヒチンを断薬することが出来ました。
その頃に「断薬して半年以上、薬なしで元気に過ごしていたら卒業式を行いましょう」と伝えて、9月2日に無事に行うことが出来ました。
「全く疲れなくなって、別人の体のように感じる」
「病気の心配がなくなった」
「将来のことを凄く前向きに考えるようになってきた」
と言っていたのが印象的です。
また、病気になった原因などについては
「自分がやりたい事を我慢して、違うことを一生懸命になり過ぎたことが病気のキッカケだったと思う」
「食生活の大切さにも気づいた」
「これからは、自分の気持ちに素直に行動し、心にも体にも無理をさせないようにしていきます」
と言っておられました。
断薬した半年前より、現在の方が体調がさらに良いそうです。
現在、闘病中の方とって難病を克服した存在も大きな希望になりますが、治った人のこういう言葉も参考にして欲しいと思います。
相談者の元気になった姿を見るたびに、娘との闘病経験での辛かった思いが浄化されていくように思います。
私自身、自分のために行った難病相談でした。
決して人の為だと思って始めたわけではありません。
娘の完治が奇跡でないことを証明したかったし、知らなかった体の仕組みに気づき、そこに強い興味がわいたからです。
そして、心が体に与える影響の強さ、そういう事をもっとたくさん実感したかったからです。
その中で難病の方が回復し、元気になった姿をみせてくれて、一緒に喜べることをとても嬉しく思います。
難病を完治して、難病克服支援センターを卒業した方の存在が闘病中の方々の希望になることを願います。
難病克服支援センター
戸田